麻疹の発生地域・施設への妊婦の外出控えて


産婦人科医会は、麻疹の患者報告が相次いでいることを受け、妊婦(妊娠中の罹患で流産・死産の報告があることや、胎児の発育異常が生じる恐れがある)やその家族に対し注意事項をホームページに掲載した。
 

麻疹は、2016年8月から9月にかけて関西空港に関連した集団感染が起きたほか、千葉県でも一部の地域で患者の報告が相次いだ。
麻疹は、飛沫・接触感染だけでなく、空気を介して感染するウイルス感染症で、関西空港のケースでは、麻疹の陽性者を診察した医師と搬送に当たった救急隊員も感染している。
 

日本産婦人科医会は、麻疹の罹患経験のない人や免疫抗体が不足している人に加え、海外の流行地(インドネシアやモンゴル、中国など)の滞在者・旅行者などで麻疹の発生が見られることを指摘。国内でも集団発生が報告されていることから、妊婦やその家族らは、感染者が多く発生した場所に出掛けることを「極力避ける」、妊娠を計画している人や家族など周囲の人に、麻疹ワクチンの接種を考慮するよう促している。
 

また、妊娠中に麻疹に罹患した場合、3-4割が流産や死産、早産になるとの報告があることや、胎児の発育異常や羊水量の異常、新生児麻疹(分娩時に罹患)などが生じる恐れがある。また、発熱やせき、咽頭痛、発疹などの症状を伴い、特に約10-12日前の行動で、海外や人が多く集まる場所に行った場合は麻疹も疑い、他の人への感染拡大を防ぐため、医療機関に連絡して受診先や時間などの指示を受けた後、受診するよう求めている。

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