日別アーカイブ: 2016年2月25日

空きベッドの利用

日本慢性期医療協会(日慢協)の構想は、が次のような案を示している。

2014年度の診療報酬改定は、急性期病院にとって非常に厳しかったが、今後は慢性期病院においても厳しくなってくると思われる。さらに、地域医療構想(都道府県単位で必要な医療や病床数・医療従事者数などを見出し医療計画を立てる)に関連して、今後は、30万床ほどのベッドが空いてくる。そのベッドをうまく利用することができないか、ということを考えていかなければならない。たとえばSNW(Skilled Nursing Ward:病院の空きベッドを利用し、病棟単位・病室単位で特定行為をマスターした看護師が管理し、医師が居なくても施設として利用する)が考えられているが、特定行為ができる看護師の研修受講には年月や研修資金が必要だ。またプロトコールの作成も必要となる。研修施設や学校も限られている。仮に看護師対患者が40:1であったとしても休憩時間も必要である。また夜勤もある。各勤務帯2名で体制を組んでも一日6名が必要で、この人数で月の夜勤回数を割り出すと平均20日となる。6名の休暇が必要である。週休2日だと6名では運営困難なことが分かる。また施設のニーズに応じた人員が配置できるほどの特定行為ができる看護師を育成することは、残念ながら50年後でも実現が不可能である。ほかの利用方法を検討した方がよい。