日別アーカイブ: 2016年2月11日

臨床看護推論

「臨床推論」は、もともと臨床の医師が、臨床現場でさまざまな決定・判断を行うために、事象に対して仮説→検証を繰り返し、賢明といえる行動を選択する際の思考過程をいう。
 

看護においても医師同様に、患者の体の状態や心の状態を五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)によって把握し、現状態を推理して、看護により苦痛を軽減できることか、医師に情報を提供すべきことかなどを判断している。

したがって、もっとも重要なものが患者のサイン(訴え、表情や態度、行動)である。これを見逃さない観察力が必要となる。また観察したことが何を意味しているかが分かる知識が必要で、さらには、正しい観察法(技術)が実践できなければ、異常の早期発見はできず、悪化を防ぐことはできない。

臨床推論は、会話の論証に似ている。結果は、前提(原因・理由・根拠)から生じる。

「何か食べようか」という結果は、「お腹がすいている」という前提で成り立つ。

健康な状態では、なぜお腹がすくのかは追求しないが、病気を看るうえでは生理学的な知識が必要となる。