日別アーカイブ: 2014年3月2日

医師会病院を公的医療機関に位置づけを

平成23年度に行った島根県益田市民を対象としたアンケート調査による益田市医師会病院の公的医療機関への位置づけに関する検証結果から、平成24年度に①赤磐医師会病院(岡山県赤磐市)、②曽於郡医師会立病院(鹿児島県曽於市)、③鳥取県中部医師会立三朝温泉病院(鳥取県三朝町)で継続して研究した結果、医師会病院の機能や役割等を鑑み、既存の赤十字病院等公的医療機関と比較し、地域住民からみた「医師会病院」の評価・位置づけでは、「公的医療機関」として医療法上位置づけることに資するとの結果を得たと公表した。

地域住民を対象にしたアンケート調査結果概要は以下の通りである。

 1.地域住民のほとんどの意向として、現状の「制定後約60年を経過した『公的医療機関』への『重点的な財政的及び人的支援の仕組み』」については否定していて、これを受け「公的医療機関の指定のあり方」についても、「公的医療機関の指定の対象については見直すべきである」という結果であった。

 2.「医師会病院」への「国、県等(市)の行政による支援の必要性」については、ほとんどの地域住民が「支援すべきである」という意見であり、また「『公的医療機関』と比較した医師会病院への行政の支援形態」についてもほとんどの地域住民が「『公的医療機関の病院』と同じ支援形態とすべきである」という意見であった。

 3.地方における住民の課題として、中核病院において現在里帰り分娩が出来ない状況にあり、里帰り分娩が出来る医療環境整備が求められている。「医師会病院を公的医療機関に指定し、産婦人科医師を確保できる環境を整える考え方について」聞いたところ、ほとんどの地域住民の賛成を得た。

公的機関に勤めていた経験からすると単なる補助金を目当てに公的機関の位置づけを得ることは避けたほうがよいと考える。

一つは公的機関の運営費はかなり厳しく年々削減されていること、二つは政策医療の実施や鳥インフルエンザなどのパンデミックな状態、災害が発生すると経営を度外視して医師や看護師を派遣しなければならない。

公的機関では政策医療や災害時の役割に則った患者の受け入れと医療従事者の派遣という役割がある。

医師会がそうしたことも踏まえて公的医療機関の指定を受けるということであればとても素晴らしく心強いことである。

まずは無医地区の支援から行ってはどうだろうか。

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